EUが遂にエンジン車の新車販売を条件付きながら容認しました。自動車(エンジン車)大国のドイツが本件推進しました、フランスが反対したものの、ドイツがイタリアや東欧諸国と連携して押し切った模様です。

エンジン車販売、2035年以降も容認 EU、合成燃料使用が条件:朝日新聞デジタル (asahi.com)

欧州連合(EU)は25日、2035年にガソリンなどで走るエンジン車の新車販売をすべて禁止するとしてきた方針を変更し、環境に良い合成燃料を使うエンジン車は認めると表明した。エンジンの全面禁止により電気自動車(EV)シフトを世界に先駆けて進めてきたEUの政策が大きく転換した。

EUのエンジン車禁止は、日本の自動車メーカーが強いエンジンとモーターを併せ持つハイブリッド車(HV)の禁止も含まれる予定だった。合成燃料の利用が可能になれば、HV技術を生かした日本車は有利になる可能性がある。

IPCC第6次統合報告書において、「現在各国が掲げている温室効果ガスの削減目標を達成しても2.8度上昇する」という報告がありました。エンジン車販売容認にあたっても、温室効果ガス影響を勘案しつつ決定したと推測します。各国色々な思惑があるのでしょうが、結果としてガソリン車=悪、という風潮が変わりつつあるのを感じます。

1.5度目標「閉ざされる」 排出、35年に「60%減必要」 国連パネル報告 – 朝日新聞 – CFOニュースPlus (cfonewsplus.com)