耳の痛い記事ですが、面白い内容でしたので紹介させていただきます。野村證券の調査によると「出世が早い、評価が高い人の共通点は”入社後、最初についた上司が優秀だったか”とのこと。最初の上司はやはり非常に大きな存在なのですね…。
では一人目としてどのようなスキルが必要なのでしょう?
「私は営業部署の管理職経験が長いので、新卒や転職者を年間100人単位で受け入れてきた。また、現在経営している会社はアウトソーシング(業務請負)事業をしていることもあり、毎月のように新しい人が入社してくる。新しい人を受け入れる経験をかなり積んできたわけだが、受け入れる上司や同僚として絶対に大事なことが一つある。それは「成長させよう」と思わないことだ。では、何を目標にすべきなのか。
それは、成長させることではなく、なるべく早く、そして小さくてもいいので成功体験を積ませることである。「成長」という言葉はさまざまな視点があるが、成長=「できることが増える」と定義した場合、新しく入った人であれば何をやってもその部署で「できることが増える」ことになる。つまり成長になるわけだが、仕事の本質は成長することではない。与えられたミッションの達成であり、もっとわかりやすく言えば「結果を出す」ことである。
どんなに希望に満ちて新しい環境に飛び込んできても、長く結果が出なければ辞めたくなる。どんなに希望していた仕事だとしても、6カ月間何も結果が出なければどんな人でもモチベーションは下がる。実際は、できることは増えている、つまり成長しているのだが、それでも結果が出なければ周囲から認められにくいし、本人も焦る。自信もなくすだろう。だからこそ、なるべく早い段階で目標を達成することを経験させる、つまり成功体験を積ませることに集中すべきなのだ。もっと言えば、結果の出し方を教える、結果を出すサポートをしてあげることこそが同僚、先輩、上司のやるべきことである。」
新人・新戦力が育たないのは「1人目の上司」の能力が低いから | 「40代で戦力外」にならない!新・仕事の鉄則 | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)
私も最初の上司が非常に厳しい方で今思うと大変鍛えられました。当時は不肖の部下だったので、今思うと恥ずかしいくらい迷惑をかけましたが、当時の教えは今でも私に大きな影響を与えています。