日本経済新聞および朝日新聞の本日1面右上トップ記事です。両新聞の1面トップ記事が一致するのは、珍しいことですので皆様の関心が高い現れと思いました。「毎年物価上昇率2 %目標は継続、ただし異次元緩和の副作用も認める」というのが発言骨子になります。
異次元緩和「効果を検証」 植田氏、緩和を継続 – 日本経済新聞 (nikkei.com)
黒田氏が総裁に就任された13年は「デフレの脱却に向け、やれることは何でもやる」と強調されました。一方で植田氏は慎重な発言が目につきます。過去の方針を肯定しつつ、副作用をなくしていく運営の難しさが慎重な発言に表れているのかもしれません…。
(時時刻刻)副作用指摘、植田カラー 日銀総裁候補、所信聴取:朝日新聞デジタル (asahi.com)
13年に就任した黒田氏は総裁に就く際の所信聴取で「デフレからの脱却に向け、やれることは何でもやる」と強調。「大胆な金融緩和を行う」とシンプルで明確なメッセージを発した。この日の植田氏は、金融政策の運営について慎重に話す場面が目立った。理想の金融政策を問われた際にはこう答えた。「私に課せられる使命は、何か魔法のような特別な金融緩和策を考えて実行するということではないと思っております」