大日本印刷が次期中期経営計画でPBR1倍超を目指すという記事です。大日本印刷は国内印刷会社2強の一角、明治に創業してから社歴は150年を迎えます。ちなみに社名の名付け親は勝海舟とのこと、まさしく日本を代表する企業です。ちなみに当該記事投稿時点のPBRは0.88です。

大日本印刷が2月9日に公表した新しい経営目標はこちら

一方、株価を解散価値である1株純資産で割ったのがPBRだ。市場が決める株価が左右し、企業はほぼコントロールできない。実際、これまでPBRを経営目標に掲げた企業は皆無だろう。しかも、大日印のPBRが過去10年で1倍を超えたことは一度もない。「投資家もアナリストも社長の話を誰も聞いたことがない。そんな企業が市場と向き合う覚悟を決めた表れだろう」。SMBC日興証券の花屋武シニアアナリストは「PBR1倍宣言」を驚きまじりに評する。大日印の変身に、2つの「外圧」が強く影響したのは間違いない。世界最大のアクティビストである米エリオット・マネジメントの株取得と、PBR1倍割れの企業に「改善計画」の開示を強く求めるという東京証券取引所の新方針だ。「なぜこれほど競争力の高いビジネスを持つ優良企業の株が信じられない安値で放置されているのか」。複数の関係者によると、エリオットは1年以上にわたる詳細な調査を経て大日印の株を取得したという。

二つ目の外圧は過去投稿もご覧ください。

プライム銘柄基準未達270社 上場維持へ猶予あと4年 – 日本経済新聞 – CFOニュースPlus (cfonewsplus.com)