投資家としての考え方をインタビューで応えています。ビジネスを見るというより人を見て投資を決める、という考え方は非常に面白く感じました。結局ビジネスをするのは人なので人に対する目利きは非常に大事だと思います。
本田圭佑氏、サッカーと起業「似ている」 アジアに投資 – 日本経済新聞 (nikkei.com)
プロサッカー選手の本田圭佑氏は日本経済新聞の取材に応じ、本田氏個人のファンドを通じて、東南アジアのスタートアップ企業を支援する考えを明らかにした。サッカーと起業には「似ているところがある」と指摘し、トップ選手としての経験をいかして投資を判断する意向を示した。訪問先のジャカルタでインタビューに応じた。本田氏は2016年に設立した個人ファンド「KSKエンジェルファンド」を通じて、起業間もないスタートアップなどを支援する「エンジェル投資家」としての顔を持つ。このほど、インドで電動三輪車を手掛ける企業にも少額出資した。個人資金で投資するため、1回の投資額は数百万円程度からと比較的少額とみられるが、サッカーのトップ選手として培ってきた逆境のはねのけ方やモチベーションの上げ方などを創業者に助言して支援する点がユニークだ。「キャピタル以上に感謝される」と話す。こうした助言が投資失敗のリスクを回避する手法の一つにもなるという。
スタートアップへの投資はビジネスモデルよりも創業者とそのチームの素質に焦点を当て判断しているという。「ビジネスを深掘りしていくのが典型的なベンチャーキャピタリストだとしたら、僕はまさにその人間版だ」と強調した。創業者のこれまでの人生を掘り下げる質問をし、1回目の面接で投資を決めることも少なくない。サッカーと起業に関し「似ている部分はある。(選手経験が投資に)すごく生きている。特に難しい局面での乗り越え方とか」と指摘した。目標設定や、目標への近づき方、組織論、勝敗が明確になることなどを共通点として挙げた。自身を含め世界のトップ選手が成功に向けてどういう経験をしたか熟知している点も強みだという。