米中対立を背景に持たざる経営が変化している。在庫は3年で1.5倍に広がったという記事です。何が適正水準の在庫なのか手探りの状態で各社動いている印象あります。
10~12月の製造業原材料在庫、3年で1.5倍 供給網混乱で積み増し – 日本経済新聞 (nikkei.com)
在庫をできるだけ抱えないようにする「持たざる経営」が変化している。2022年10~12月期に製造業の原材料・貯蔵品在庫は22兆円と新型コロナウイルス禍前の1.5倍に膨らんだ。供給網の混乱が長引き、一定の在庫を持たなければ安定生産が難しくなっているためだ。米中対立など世界経済の分断の深まりも企業戦略の見直しを迫る。
トヨタ自動車は22年12月末の棚卸し資産が4兆341億円で19年12月末の1.6倍となった。原料高や為替の影響が大きいと説明する。「ジャスト・イン・タイムの考え方は変わらない」(トヨタ幹部)と強調しつつも、リスクが高い重要部品の調達先を分散するなどの対策を進める。
なお在庫の積み増しはEVA経営という視点では悪化要因になりえます、資産の積み増しになるので。
花王、背水のEVA経営 原材料高・資本コスト増重荷 – 日本経済新聞 – CFOニュースPlus (cfonewsplus.com)