遂に改正リース会計基準の公開草案が4月下旬に公表されます。ほぼIFRS16と同等のルールになる場合、オペレーティングリースが使用権資産となり、各社の業務及びROAを圧迫することになります。

3月決算の場合、私見ですが例えば以下のスケジュールがあり得ます。

2023年6月:公開草案公表

2023年12月:基準公表

2027年3月期:基準適用→基準公表から2年たった後に始まる最初の事業年度。

【会計】改正リース会計基準公開草案、4月下旬公表議決へ—ASBJ、リース会計専門委|中央経済社note編集部|note

去る4月10日、企業会計基準委員会は第131回リース会計専門委員会を開催した。

仮に4月末に公開草案を公表した場合、原則のコメント募集期間の2カ月とすると、多くの企業の決算業務の繁忙期に重なるため、コメント募集に必要な期間を十分に確保する観点から、コメント募集期間を3カ月とすることが提案された。この場合、7月末までとなる。専門委員からは、特段の異論は聞かれなかった。また、第499回親委員会でも、委員から反対意見は聞かれず、「関係者の裾野が広い改正であるので、活発な周知活動を」との意見が聞かれた。

改正リース会計基準、適用指針および関連して修正される基準等の文案が示された。会計基準文案で、残価保証に関する簡便的な取扱いを設けずに、議論の内容を結論の背景に記載するとする修正案が示された。専門委員から、「借手が支払見込額を見積ることが本当にできるのか。貸手側からも情報提供はされないのでは」との意見が聞かれた。

第499回親委員会において、必要な文案修正を行ったうえで、次回親委員会(4月26日開催予定)で公表議決する方向性が示され、委員から異論は聞かれなかった。

下記記事を掲載して2日後にこんなことになるとは思いませんでした…。

IFRS並みのリース基準がJGAAPとしていつ導入されるのか? – IT media – CFOニュースPlus (cfonewsplus.com)